ニュースと芸能


日経賞(G2、芝2500メートル、28日=中山)で復帰するホッカイドウ競馬のコスモバルク(牡8、田部)に、欧州遠征計画があることが分かった。17日、岡田繁幸オーナーが明らかにした。「日経賞3着以内など恥ずかしくない競馬でめどが立てば」(岡田氏)という条件付きながら、4年連続の出走を目指す5月17日のシンガポール航空国際C(G1、芝2000メートル=クランジ)を経て、7月25日のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1、芝2400メートル=アスコット)を目指す。また、その結果次第では10月4日の凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル=ロンシャン)挑戦という壮大なプランまで描かれている。
 海外遠征のカギを握る重要な一戦、日経賞には三浦皇成騎手(19)とのコンビも決まった。主戦の松岡騎手が同レースでマイネルキッツに騎乗するためで「身体能力が高く、感性が豊かで、理解力の深い三浦騎手なら、バルクの負担を少なくした最高の乗り方をしてくれるはず」と、岡田オーナーは期待する。
 現在、シンガポール航空国際Cには15頭の登録があり、06年優勝、07年2着のバルクといえども選定されるかは微妙な状況。それだけに復帰戦は大きな意味がある。道営所属のまま海外で初G1を制したバルクの挑戦は、まだ終わらない。

[今日のニュース]