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バチカン(ローマ法王庁)は19日から、法王ベネディクト16世の活動状況や演説内容を詳細に伝える公式サイトの「中国語版」を開設する。

 公式サイトはこれまで、イタリア語、英語、ドイツ語、ラテン語など西洋の7言語で運営されており、東洋言語の採用は初めて。

 バチカンは中国との関係回復に意欲的とされるが、前向きな反応が得られず、中国カトリック教会との関係も途絶えたまま。法王は中国語版サイトを通じて、約1000万人とされる中国の信者に関係修復を直接訴える狙いと見られる。

 チベット問題など、中国政府にとって「不都合な内容」が掲示された場合は、中国国内で閲覧が制限される可能性も指摘されているが、バチカンは運用に踏み切る構えだ。

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