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開催までいよいよ残り2日と迫った総合格闘技「戦極〜第七陣〜」(3月20日、東京・国立代々木競技場第二体育館)。18日、東京都内のホテルで行われたルールミーティング後、ヘビー級ワンマッチでBIG・ジム・ヨークと対戦するジェームス・トンプソンが囲み取材に応じた。

 2007年4月の「PRIDE.34」以来、約2年ぶりの日本での試合。トンプソンは「戻ってこれて本当にうれしい。日本のファンは大好きだし、総合格闘技の理解度やその姿勢にとても感謝している。月に飛んでいってしまうくらいうれしいよ」と、喜びを語った。
 以前在籍していたチーム・トロージャンから、現在は「エクストリーム・クートゥア」を経て「ロンドン・シュート・ファイターズ」に移籍。「今のチームには自分と階級の近い選手がたくさんいるから、スパーリングも多くできている」と、久々の日本での試合に向けて態勢は万全であることをアピールした。それだけに「自分たちの試合はハードファイトになる。ファンのみんなに楽しんでもらえる試合になるよ」と予告。またジム・ヨークが11戦9勝2敗中、判定決着が1つもないことを受け、「自分も27戦しているが、判定はただの1度。彼と比べると判定は1つ多いけど、今回の試合も判定はない。できるなら1ラウンドKOで勝ちたいね」と、自慢のパワフル打撃でノックアウト宣言だ。

 そうなると、ファンが期待するのはもちろん、トンプソンの代名詞である「ゴング&ラッシュ」。しかしながら本人は「いつも『ゴング&ラッシュ』をしているわけじゃないから、それはリングに上がってから楽しみにしておいてほしい。自分でもどんな戦い方になるのか楽しみにしているんだ」と冷静に語っており、まさしく何が出るかはゴングが鳴ってからのお楽しみのようだ。

 吉田秀彦、藤田和之との激闘をはじめ、PRIDE時代に多くのファンをわかせたパワーファイターが戦極で復活。お披露目の初戦、あいさつ代わりのパワフルファイトを見せるだけだ。


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